皆さんは、SIAAマークをご存じでしょうか。
トイレや手すりなど、普段は気が付かずに過ごすことが多いですが、意識すると意外と目にすることの多いマークだと思います。このマークが付いている製品は、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)という組織が定める「性能」や「安全」の基準を満たしていることを証明しています。実は、このマークにも様々な種類があります。
・抗菌マーク
・防カビマーク
・抗ウイルスマーク
中でも、抗菌SIAAマークは、
・抗菌性
・安全性
・適切な表示
の3つの安心を満たした製品に表示されています。
SIAAのHPにも、SIAAマークは、会員が当協議会ガイドラインへの適合を自己責任において認証する「自己認証を表明するマーク」であり、かつ品質と安全性に関する情報が公開されていることを示す「品質と安全性に関する情報開示マーク」です。
SIAAマークは、SIAA会員意外は使用できないことになっており、またその表示方法等の運用については協議会の自主管理によって厳しい市場監視が行われています。
と記載されております。
抗菌剤の安全性に関しては、以下の項目において、SIAA自主基準に適合していることが必要です。
・急性経口毒性
・皮膚一次刺激性
・変異原性
・皮膚感作性
抗菌性能に関しては、以下の項目においてSIAA自主基準に適合していることが必要です。
・抗菌性能はJNLA認定試験所発行の試験証明書で証明する。
・抗菌試験はまずその製品の用途にあわせた耐水性、耐光性試験の前処理を行った試料で試験。
・抗菌評価試験はJIS Z 2801 5.2項(ISO22196)で行い、無加工試験片と比べ細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)であること。
あまり聞きなれない言葉もありますが、まず、JNLAというのは、「Japan National Laboratory Accreditation system」の略称であり、平成16年より、工業標準化法(JIS法)に基づく試験事業者登録制度として運用を始めました。JNLAの登録では、JIS法に基づく試験を行うにあたり、試験施設や機器などが、試験を実施する上で適切であるかどうか等を審査します。要するに、信頼できる試験機関であることの1つの証明といったところでしょうか。
パルフィールは、皆様に安心して抗ウイルス・抗菌剤を使用していただけるよう、SIAAへ登録しております、裏ラベルに記載のマークにも、是非着目してみてください。