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リサイクルPETについて。SDGsへの取り組み

リサイクルPETについて。SDGsへの取り組み

Pal-Feel(パルフィール)のレギュラーボトルの素材は、メカニカルリサイクルPETという、リサイクルされた素材を使用しております。

最近よく耳にするSDGsについて、皆さんはどのくらい興味・関心を持っているでしょうか。

持続可能な社会のために、17のゴールが設定されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

わたしたち、化学メーカーに出来ることは何か。例えば、皆さんが想像するのは、化学メーカーの工場で生じる二酸化炭素(CO2)や排気ガスが地球温暖化の原因となっているのではないか、という気候変動リスクではないでしょうか。確かに、化学メーカーにおける脱炭素化は非常に求められているでしょう。

また、弊社日本パーカライジング(株)では、研究開発部隊において、環境に配慮した素材の開発も行ったり、他社とコラボレーションして様々な問題に取り組むプロジェクトを実施しております。

そういった中開発されたPal-Feel(パルフィール)ですが、中身はシンプル、且つ高品質であることにこだわりました。また、パッケージについても様々な案がありましたが、環境に配慮したいという思いより、リサイクルPETを使用しております。リサイクル方法は、メカニカルリサイクル(物理的再生法)といって、使用済みのPETボトルを選別、粉砕、洗浄して表面の汚れや異物を十分に取り除き、高度に洗浄したものを再度利用可能にするリサイクル法です。リサイクル方法にはもう1つあり、ケミカルリサイクル(化学的再生法)といいます。これは、回収したPETを同様に選別、粉砕、洗浄して異物を取り除いた後に、解重合という工程を行うことで、PET樹脂の原料、または中間原料まで分解、精製したものを重合して、新たなPET樹脂をつくるという方法です。ケミカルリサイクルの特徴は、解重合/再重合の際に、異物や異物材質が取り除かれ、バージン樹脂と同様に品質の高いPET樹脂に再生出来ることです。

2つの方法は異なっておりますが、メカニカルリサイクルは、ケミカルリサイクルに比べると大がかりな分解設備や重合設備を使用しないため、製造コストや環境負荷が低くなると言われています。

また、メカニカルリサイクルによってリサイクルされたPET素材が使用されているPal-Feel(パルフィール)ですが、このラベルには、持続可能な社会への思いが込められております。それは、この恐竜のエンブレム。

-- 2億年前、ここは恐竜の住処だった。2億年後、人類はここに住んでいるだろうか。 --
持続可能な社会へ、技術を繋いでいく。

そういった思いを込めたブランドコンセプトが、このPal-Feel(パルフィール)を支えています。
また、購入時に付属するミニカタログでは、人間と恐竜が共存している世界を舞台に、とある龍の伝説の物語を描いたコンセプトストーリーがあります。
現在はミニカタログを改訂し、掲載しておりませんので、またどこかで見ていただけるように致しますね。